評価されない人の特徴6選
具体的な成果を言えない
評価されるには成果が必要ですが、ご自身で具体的に言えるような成果がない場合は評価する側も、何を持って評価すればいいか難しいです。
上司も部下を出世なり、昇給なりさせる場合は、さらに上の役員や人事に対して「なぜ評価を上げるべきか」を説明する必要があるからです。
もちろん日々の業務を頑張っているのも評価されるべきなんですが、普段の業務を見ていない役員や人事には伝わりにくいことは確かです。
成果をアピールできていない
「○○さんは普段どんなタスクをこなしているか」「○○さんの成果と言えば」そう問われて、皆さんは即答できるでしょうか?誰しも自分の仕事で手いっぱいで、他の人の仕事内容や成果までちゃんと把握できてないことがほとんどです。
もし「○○さんって普段何やってるんだろう?もしかしてあまり仕事してない?」と思ったとしたら、同じことを思われているかもしてないということです。それくらい普段の業務はほかの人には見えません。
なので自分が残した成果をしっかりアピールしなければ、誰も気づいていないか、気付いても翌日には忘れされられている可能性が高いです。
出世欲をアピールできていない
近年出世や昇給しなくてもいいから、現状維持で働きたいという人が増えています。その中で「私は出世もしくは昇給を望んでいる」ことを明確にするだけでも上司の見方が変わります。
「みんな評価や昇給に興味ないの?」と思うかもしれませんが、案外「興味ない」と答える人が増えていますし、ご自身も上司からそう思われているのかもしれません。
上司からすれば出世したいと思っている人か否かで、振る仕事も変わってきます。自分の希望や興味は伝えておくだけでも効果ありです。
上司とのコミュニケーションが足りない
自分が評価されることを望んでいたり、どんな成果を出しているかを伝えるためには結局上司とのコミュニケーションの量が大切。
どんな成果を残していても上司があなた自身に興味がなければ、大抵スルーされてしまいます。上司も結局自分の仕事で手いっぱいで、たくさんの報告に対して一つ一つ評価を下している時間はありません。
成果は黙っていても誰も気づいてはくれないのです。
部署外の人とのコミュニケーションが足りない
誰かが昇進した時に「なんであの人が?」と思ったことがある人は多いはず。そう思う人が多いと会社に不満を持って辞めていく人が増えてしまうため、「なんであの人が?」と思われない人が昇進しやすくなります。
つまり他部署の人にも自分が普段何やっているか、どんな成果を残しているかを知っておいてもらわないと「なんであの人が?」となってしまうので、評価を受けにくくなります。
なので他部署の人とも積極的に交流して、自分の存在と仕事内容を知って置いてもらうことは非常に重要です。
なんでアイツが評価されるの?状態にある
結局自分がどんな仕事をしていて、どんな成果を残せているかを多くの人が知っている状態でないと、評価されません。
- あの人何やってるんだろう
- どんな成果残しているんだろう
- 部署内でどんなポジションなんだろう
これらのことが周りに理解されていないと「なんでアイツが?」となってしまうので、昇進や昇給などの評価はしにくい状態になります。
評価しない会社/上司の特徴4選

チャレンジしない会社
誰かを評価するということは、そのタイミングで評価されなかった誰かが不満を持つ可能性があるということ。これを恐れて現状維持するために、評価を先延ばしにする会社は案外多く、こういった会社は事業面でも現状維持を望んでいるので、チャレンジをしません。
逆に色々なことにチャレンジしている会社は、部署やポジションも増えますし、どんどんリーダーを作っていろいろ発案して欲しいため、評価までのスピードが速い傾向にあります。
年功序列最優先の会社
年功序列の制度は以前に比べ崩壊しつつありますが、とはいえまだまだ色濃く残る会社も多いです。IT系等、若い業界の会社だと年功序列は薄まりますが、伝統のある業界だと色濃く年功序列制度が残っています。
とはいえ頑張って成果を出さなくても長く勤めれば昇進、昇給できると考えれば、人によってはメリットと思えるかもしれません。
波風立てずまったり仕事したい上司
部署内で誰かの評価を上げるということは、そのタイミングで評価の上がらなかった他のメンバーが不満を持つ可能性があるということです。
波風立てずまったり働きたい上司からするとメンバーに余計な不満を持たれたくないですし、昇進した部下が自分より成果を出してしまうと会社に居づらくなります。
となると結局その上司は現状維持を望むので、評価を上げるなどの波風は立てたくないということになります。
好き嫌いの激しい上司
誰しも好き嫌いはあるかと思いますが、やはり上司に嫌われては評価アップは遠のきますし、一緒に働いていても疲れるだけです。
このタイプの上司は成果ではなく「自分がやってほしいこと」をやってくれる人を評価するので、御用聞きのような人で周りを固める傾向があります。
となると部署内は「成果を上げてるが評価されない人」と「御用聞きしてて成果上げない人」の2パターンしか存在せず、御用聞きの人を昇進させようにも部外の人が納得しないため誰も昇進できないというパターンに陥ります。
評価される方法3選

具体的に言える成果を出す
目標達成率No1なのか、処理件数No1なのか、社内の長年の課題を解決したのか、まずは人に具体的に言えるような成果を出す必要があります。
逆説的ですが今までやってきた仕事の中で、ちゃんと調べてみたら実はNo1だったというケースも意外とあったりするので、一度振り返ってみるのもおすすめ。
もし毎日頑張っているが、具体的に胸張って言えるような成果がないのであれば、いまから戦略的に動いて実績を作っていく必要があります。
上司に評価アップの方法を聞く
自分は昇給や昇格を望んでいる旨を伝えると同時に「どうすればもっと昇進昇給に近づけますかね?」と直接聞いてみるのは非常に効果的。「コイツやる気あるな」と買ってくれる人もいれば「○○と○○が全然足らない」とお説教をもらうかもしれません。
しかしどちらにせよやる気アピールができつつ、足りない部分を指摘されたのならそこを補えば評価アップに近づけるということなので、聞くだけ得です。
またこのようなアピールをしておくと「昇進したいって言ってたけど仕事ぶりはどうかな?」と興味を持ってくれ、様々な努力に気付いてもらえるようにもなります。
コミュニケーション量を増やす
成果を上げているのに評価が上がらない場合は「成果が足らないか」「成果をアピールできていない」かのどちらか。前者は頑張るしかないですが、後者は結局コミュニケーションの量です。
- コミュニケーション量を増やす
- 人として興味を持ってもらう
- 業務や成果に興味を持ってもらう
- 成果を認知され評価される
このような順番で評価アップはなされます。成果のアピールとは聞かれてもないのに「自分は○○やりました」と言うことではなく、会話の中で忍ばすものです。
自分を他部署にも売り込む
評価は直属の上司の一存だけでは決められません。他の部署のメンバーや役職者、さらには評価者の上司にも理解を得る必要があります。
なので自分の上司だけが自分の成果や業務内容を知っている状態では弱いです。結局他部署やさらに上の上司から「なんでアイツが?」と言う目で見られるので、部署外の人にもアピールをしなければなりません。
具体的には他部署の人とも多くコミュニケーションをとるということで、少なくともとも普段の業務内容くらいは知って置いてもらわないとダメです。社内で顔がきく人の方がはるかに出世は速いです。
腐らずにモチベーションを保つには

スキルアップをモチベーションにする
評価はされなくてもスキルアップや自己成長はいくらでもできますし、スキルは裏切りません。今の仕事で評価されないなら、社内でも新しい分野の仕事に手を出してスキルアップに切り替えるのは非常に有効です。
社内業務がメインなら営業に同行してみるとか、とんでもなくクオリティの高いパワポ資料作ってみるとか、今までやったことのない範囲の業務をこなしてみると一気に成長が見込めます。
このように今までとは違う仕事のやり方をすると評価が変わったり、またスキルアップさえできたら、今の会社にこだわる必要はなく、転職で年収アップを目指せます。
成果を自分の自信につなげる
「社内で評価されないなら頑張る意味が無い」と思うのは少し視野が狭いです。成果を出すことで自分の自信につながりますし、なによりその成果は転職時には必ず評価されます。
なので社内評価のことは一旦忘れて、自分自身で目標を立てましょう。できれば転職時に具体的に説明ができるような内容だとより無駄がありません。
自分の目標を淡々と達成できれば自分に自信もつきますし、転職の面接時にも堂々と話せます。評価されないからと言って腐ってしまうと、転職すらも難しくなってしまうので、何とかモチベーションを保ちましょう。
転職すれば年収アップを確実な状態にする
今の会社で上司が変わったり、自分の配属部署が変わって一気に評価される可能性もありますが、転職すれば年収が確実に上がるという状態を作っておいた方が健全です。
評価されず、転職も微妙な状態で悶々と働き続けると疲弊してしまい、成果も出せなくなり腐ります。社内で評価されないなら転職先で評価される状態にしておこうと切り替えましょう。
そのためにスキルアップしたり、自分で目標を立てて実績を残す必要あります。実績はスキルは見る人が見れば必ず評価されるので、腐らず前向きに取り組みましょう。
辞めるべきパターン

すでに腐ってやる気を失っている
すでに完全にモチベーションを失っており、最低限の仕事しかできない状態になっていたら辞めましょう。続けていても評価されず、疲れるだけで人生の限りある時間がもったいないです。以下の場合は辞めることを考えましょう。
- 仕事中は時間が長く感じる
- 業務に集中できない
- 今日一日何の仕事をしたか思い出せない
- 仕事が終わった後も何もやる気が起きない
評価への不満が疲労になってしまっている
「なんで大して仕事できない人が評価されてるのか?」「なぜ見てくれないのか?」これらの不満が溜まってしまって、疲れてしまっていたら危険なサイン。
仕事にも集中できておらず、また社員と話していても愚痴っぽくなってしまうケースが多いので、負のループに陥ります。
頑張っているのに評価されない。疲れた。。。と思ったら一旦頑張るのをやめて、転職を考えましょう。本当に成果を出していれば、面接時に必ず評価してくれる会社があります。
この会社で評価される価値がないと思い始めた
「この会社で昇進してもいいこと無さそう」と思い始めてるのなら早めに辞めましょう。このケースは後々評価されたとしても結局辞めるパターンなので、辞めるなら早い方がいいです。早い方が良い理由は以下。
- 基本的に転職は若い方が有利
- 前向きに働けないと成果残せない
- 成果残せないと転職にも不利
- スキルアップもできず、詰む
すぐ辞めるというよりは、辞める計画をすぐに立てるイメージです。
転職と副業の選択肢

転職は外に評価を求めるということ
転職してちゃんと評価してもらうというのが効果的かつ一般的な解決法。ただ注意して欲しいのは、就職するということは特定の人に評価され続ける道であるということです。
特定の人とは上司や役員、もしくは人事と言うことになりますが、彼らも人間なので主観が入りますし、常に完璧な評価を下せるわけではありません。
さらに言えば評価者と被評価者との人間関係が大いに評価に関係するということとでもあります。これらが常に良好に保てるとは限らないので、常に転職できる準備をしておくことは大切です。
副業は評価のしがらみから抜け出せる
転職も有力な選択肢ですが、副業を始めて、特定の人からの評価という「しがらみ」とは関係なく収入を得る選択肢もあります。
もちろん副業をするにもお客さんがいるので、お客さんから評価というのは存在しますが、お客さんは自分で選ぶことができます。一方で上司を自分好みで選ぶことはできないので、この点に大きな違いがあります。
会社での収入アップが難しければ、最低限の働きだけして副業で稼ぐというのはおすすめなので、是非転職と合わせて検討してみるといいと思います。