【給料が低い】仕事をやめたい人に捧ぐ3つの収入アップ法

仕事を辞めたい理由

仕事を辞める理由として特に多いのが「給料の低さ」と「人間関係」です。どちらもしんどいですが、特に給料は生活や将来設計に直結するため非常にシビアな問題。転職して給料アップを狙うのも悪くないんですが、辞めずに副業を始めるか、その時間が取れなければ楽な仕事に転職してから副業を始めるのがおすすめです。

給料が低くてしんどいと感じる4パターン

基本給が低い

会社によっても違いますが、そもそも業界として給与水準が低いケースもあります。以下は全年齢における業界別の月給です。

業種男性女性
建設34.5万25.1万
製造32.1万22.2万
情報通信40.5万31.5万
運送28.5万22.3万
小売34.6万23.6万
金融47.9万28.1万
技術研究42.0万30.1万
宿泊飲食27.8万20.8万
教育42.9万30.6万
医療福祉35.4万26.4万
厚生労働省-令和2年賃金構造基本統計調査

例えば宿泊飲食のサービス業は男女ともに業界として給与水準が低いことが分かるので、給与の面で見れば同業界で転職しても大きく改善されない可能性があります。また男性に限って言えば宿泊飲食の業界と金融業界だと1.7倍(約20万円)の差があります。

成果や責任・業務量に見合わない

「こんなに頑張ってるのに給料が上がらない」というパターンです。

  • 残業代が出ない
  • 上が詰まっていて昇進できない
  • 暇そうな社員/部署と給料が変わらない
  • 成果を上げてない社員/部署と給料が変わらない
  • 昇進して責任は重くなったが給料はそこまで上がらなかった

給料が見合わないパターンはストレスフルでしんどい状態でもあるので、ストレス解消のために出費まで多くなりがちなのがまた問題です。

心身に負担がかかっているので、辞めることを本気で考えましょう。今辞めなくても、将来的には退職しているケースが多いので、どうせ辞めるなら早い方が自分のためです。

同世代の友人・知人と比べて低い

学生時代の友人・知人、取引先の同世代、そもそも年齢別の年収と比較して「自分の給料少ないかも?」というパターンですね。以下は年齢別の月収の統計です。

年齢男性女性
20-24歳21.4万20.9万
25-29歳25.2万23.3万
30-34歳28.9万24.6万
35-39歳32.8万25.8万
40-44歳36.0万26.8万
45-49歳38.7万27.1万
50-54歳41.9万27.4万
55-59歳42.0万27.1万
厚生労働省-令和2年賃金構造基本統計調査

上記の調査対象は正社員だけではなく月に18日以上働いてる労働者を対象としているので、パートの比率が高くなる40代以上の女性では特に給料の伸びが悪く見えます。

必要な金額に対して足らない

ここでいう「必要な金額」とは最低限の生活費ではなく「幸せに暮らすために必要な額」です。例えば統計データより自分の給料が高かったとしても、ご自身が幸せ暮らすための必要額を満たしてなければ意味がありません。

逆に給料が低かったとしても必要な金額を満たしていれば、それで十分と言えます。ただ問題なのは「今」だけではなく「将来」も含めて考えなければいけないこと。

おそらく多くの人が必要額に満たず、何かを我慢したり妥協しながら生活することになるでしょう。近年の日本の経済状況では、給料というシステムだけでは必要額を満たすことはかなり難しいというのが所感なので、基本的には副業をおすすめしています。

転職がおすすめの3パターン

拘束時間が長い

残業や休日出勤が多かったり、通勤時間が長い場合も転職を考えましょう。給料が低い上に拘束時間が長いとなると副業で稼ぐことも難しいですし、何より自分が消耗してしまいます。

さらにスキルアップのための勉強時間も取れず、その会社で給料が伸ばすことも難しいので「給料が低い+拘束時間長い=辞める」と考えて問題ありません。

ストレスが強い

給料が低い上に「人間関係が良くない」「仕事内容が嫌だ」などストレスが強い場合も、辞めることを本気で検討したほうが良いでしょう。

部署変更の要望を出すなどして改善の余地はありますが、それで給料が良くなるわけではありません。むしろ今辞めなくても、近い将来耐えられなくなる可能性が高いです。であれば、しんどくなって体調などに異変をきたす前に、早めに辞める準備をした方が賢明です。

実は会社に色々文句があるパターン

「給料が低い」というのはたまたま言語化できたモヤモヤの一つなだけで、実は仕事や会社に色々と思うところがあるケースも多いです。「上司と合わない」「社長が横暴」「上司はたいして仕事してない」「あと給料も低いし」みたいなパターン。

この場合は今の不満を言語化すべく一つ一つ紙に書き出してみましょう。これでたくさん不満がでてくるようであれば、無理に会社に居続ける必要はありません。

辞めなくてよい2つのパターン

今の仕事が楽しい

仕事内容は楽しいけど給料が少ないというパターンは今の会社は辞めずに、副業で収入アップを目指したいところです。仕事が楽しいと思えるのは非常に貴重なことなので大切にしましょう。

ただ楽しいが拘束時間が長いという場合は副業の時間を取りづらくなるので、多少の給料ダウンに目をつむって同じ内容かつ拘束時間が減る転職先を見つけて、副業で減った分と足りない分を稼ぐプランがおすすめです。

拘束時間が短い

給料が低いが拘束時間は短いパターンも、今の会社を辞めずに副業をすることで収入を増やすことをおすすめします。

  • 残業がほとんどない
  • リモートワーク

上記2点を満たすとかなり拘束時間が短い部類なので、しっかり副業に時間を充てられます。例えば通勤で往復2時間、毎日1時間残業の人と比べると、毎日3時間分副業に充てられることになります。

さらにリモートワークなら8時間の拘束時間の内与えられた仕事を6時間で終わらせることができれば、さらに2時間を自分の時間にできるので、毎日5時間も副業に充てられる計算になります。

収入を上げる3パターン

副業で収入アップ

今の会社や仕事内容に不満はなく、拘束時間も長くないのであれば辞めずに副業で稼ぐことをおすすめします。なぜなら転職での給料伸び幅より、副業で稼ぐ額の方がはるかに期待値が高いです。

1日数時間ほど時間を割く必要があるので「そんなに毎日働くのは嫌」と思うかもしれませんが、そもそも副業が軌道に乗れば時給5000円も狙えるので、本業を時短にしたり週3などの仕事に転職して、副業での収入の方を高くするプランも選択できます。

副業の良いところは収入の幅も自分次第ですし、やる気があるときはたくさんやる。やりたくないときはやらないなど、自分でコントロールできるので、是非時間が取れる方は副業をおすすめします。

転職で給料アップ

転職での給料アップは真っ先に考える選択肢かと思いますが、前提として自分のスキル・実績が今の会社では給料に反映されていないことが前提です。当たり前ですがスキルも実績もない状態では転職での給料アップは見込めません

その上で給料がアップするオファーがもらえた際は以下に注意しましょう。

  • 自分がやりたい仕事内容か
  • 拘束時間が長くはないか
  • 前任者がいた場合はなぜその人は退職したのか

給料で収入アップを目指す場合は入社直後の給料も大切ですが、その後昇給できるかも重要です。やりたい仕事内容でない場合、自分のモチベーションが上がらず成果を出しきれないかもしれません。そうなれば入社時と給料も横ばいで、スキル・実績は更新されず転職での給料アップも難しくなります。

また拘束時間が長い場合も気をつけましょう。拘束時間が長いと副業や次の転職先を探す時間とうも取りづらくなり、その会社の給料の依存度が高くなります。依存度が高くなればなるほど、ツラくなった時に辞められなくなるかです。

最後に前任者の退職に伴う人員補充だった場合「なぜ前任者はやめたんだろう?」と考えましょう。ご自身も全く同じ道をたどるかもしれません。

転職+副業で収入効率アップ

今の仕事の拘束時間が長かったり、何か不満がある場合は「拘束時間が短い仕事」に転職し「副業」をすることで収入をアップさせることがお勧めです。

転職で給料アップを狙わない理由は以下の通り。

  • 給料の伸び幅が副業に比べ圧倒的に狭い
  • 時給効率が悪い
  • 収入が占める給料の比率が高いと辞めたいときに辞められない

副業であれば時給0円もあり得ますが時給10000円も十分狙える範囲となり、収入の伸びも時給効率も圧倒的に副業の方がよいのです。

おすすめの転職先は「リモートワーク」「残業ほぼなし」の仕事。特にリモートワークは通勤時間に費やしていた2時間を副業に充てたり、自分の仕事を最速で終わらせて行時間中に家でこっそり副業もできるので、収入アップする働き方としては最強です。

同業界/同職種の転職で給料アップ

同業で給料アップを狙うなら

とにかく現職で実績を作らないことには転職後の給料アップは難しいです。逆に今の会社で多くの成果を上げて実績があるのに、今の会社での給料アップが見込めない場合は、アピールの仕方さえ間違わなければすぐにでも給料アップできる転職先を見つけることができるでしょう。

もし今なにも実績がないなら実績を作るべくプランを立てて今の会社で動き出すか、転職での給料アップは一旦諦めて副業を視野に入れて収入アップを目指しましょう。

実績の作りかた

残念ながら給料は「2倍の成果を出したら給料も2倍になる」というシステムではなく、場合によってはほぼ給料が変わらないケースさえあります。その結果として意識/無意識関わらず「そこまで本気でやらなくてもいいや」と思ってしまっている方が多いのではないでしょうか?

ところが転職を見据えた場合「本気で頑張って出した成果」は必ず評価されます。圧倒的な実績があれば2倍もギリギリ射程範囲。それこそ自分がやったことが、同業他社の耳に入って一斉に真似されるレベルの成果です。

つまり実績の作り方の根幹は「この成果を出したら月給が+〇万アップ」と自分に課して、超本気でやってみるということが一番重要。社内評価には成果以外の要素が多すぎるので、モチベーションが上がりきらないパターンも多いですが、転職を見据えれば必ず成果は評価されます。だから本気で取り組む価値が十分にあると言えます。

他業界/他職種に転職で給料アップ

業界によって平均年収が大きく違う

冒頭に表も出しましたが例えば同じ20代でも情報通信と宿泊飲食サービス業では平均年収が130万円も違います。月給にすると10万円もの違いになるため、そもそも給与水準の低い業界にいるのであれば給与水準の高い業界へ転職すべきです。

他業界/他職種への転職の仕方

まずはどの業界を目指すべきかを間違わないようにしましょう。転職サイトなどに登録してみて、年収ごとに色々と検索してみてください。

例えば年収300-400万と600-800万での検索結果では業界や職種が大きく違うのがわかるかと思います。その上で年収が高い募集要項を見て以下を確認しましょう。

  • 自分の今のスキルを活かせる仕事はあるか
  • 共通して求められているスキルは何か

自分のスキル/経験を活かす

営業などはわかりやすいですが、どの業界も求められるスキルが大きく変わるわけではないので、飲食業界の営業→金融業の営業に転職すれば年収アップが見込める計算になります。

もしくは業界構造として営業系よりも企画系の年収の方が高いとなれば、「営業で培った人脈を使って最新の情報を取り入れて企画に活かします」とすれば転職すれば年収アップが見込めます。

共通して求められるスキル

業界や職種を絞れば「共通して求められるスキル」が見えてきます。そのスキルを身に着け、そしてそのスキルがあると証明できる実績を作れば転職は難しくありません。

考えるべきは、今の職場でそのスキルと実績を作れるのか?今の職場で難しければどこで勉強し実践すればよいか?の2点です。

例えばプログラマーを目指すなら、土日を使って勉強するのか、仕事を辞めて失業保険をもらいながら職業訓練を受けるのか、いくつか選択肢があります。

副業で収入アップ

時間を作って副業する

今の仕事の拘束時間が少なかったり、ストレスが少ないのであれば、転職ではなく副業で稼ぐ方が収入アップの面では効率的です。仮に今の仕事だと副業の時間が取れないのであれば、拘束時間が少ない仕事に転職をおすすめします。

何度も言うように、副業は時給に上限がありません。軌道に乗れば1日3時間の稼働で生活費は稼ぎ切ることも十分可能です。例えば年収400万で残業0の場合の時給は

  • 月収は約33万円
  • 日給は約1.6万円
  • 時給は2千円

となりますが、副業であれば時給5千円(年収1,000万レベル)や時給1万円(年収2,000万レベル)も狙える範囲です。

おすすめの副業

詳しくは別ページにて解説しますが、業務委託を受けられ、かつ自分の商品を作れる副業がお勧めです。

  • プログラミング
  • デザイン
  • webライティング
  • 動画編集

これらのスキルは企業などから案件を受けることで手堅くことが稼げる上に、自分のアプリやサイト、動画などを作ることで「当たれば大きく稼げる」副業です。

もちろん未経験でいきなり案件を受けたり自分の作品が完成できるわけではないので、勉強することが必須ですが、もし今の仕事で勉強の時間が取れない状態なら、もっと自分に余裕が持てるような仕事に転職することをおすすめします。

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