将来性を感じない会社を辞めるべき3つの理由

仕事を辞めたい理由

将来性を感じない会社の6つのポイント

チャレンジしていない

どんな業界や会社でも業績アップのためになにかしらチャレンジし成長し続けようとしなければなりません。今のままをキープしようとすれば、他社が成長した分だけ差をつけられて顧客を奪われるからです。

例え今は競合他社がいなくても「この業界は古いままだから新しいことをすればチャンスがある」と新規参入によってひっくり返されるリスクが常にあります。この会社はチャレンジしてないなと思えば、将来性は薄いと思っていいでしょう。

斜陽産業である

斜陽産業の中でも伸びている企業もありますが、基本的にはマーケット自体が縮小すれば売り上げも落ちると考えていいでしょう。

その業界に身を置いていれば肌感でわかるかと思いますが「○○業界 動向」などで調べてみると、業界全体の売上の推移等が分かります。

斜陽産業かつチャレンジしていない会社は目に見えて業績悪化していくので、特に注意が必要です。

離職者が多い

会社に可能性や将来性を感じていたら離職者が減るのが普通で、むしろ「自分もその会社に参画したい!」と人が増えていくことでしょう。

つまり離職者が増えていること言うことは、会社に可能性や将来性を感じない人が増えていることになります。さらに離職者を出すと新たに人員補充することなり、補充された人員が戦力になるまでの何か月かはどうしても効率が悪くなります。

そうなれば売り上げのキープすら難しくなるので、悪循環に陥ってしまうことになります。

方針がない/すぐ変わる

経営陣が何の戦略も持っていない。もしくは言っていることがコロコロ変わる場合は要注意。戦略とは「何をやらないかを決めること」であり「全部頑張る」とか、四半期ごと言うことが変わって「結果的に色々やる」というのは戦略ではありません。

戦略に納得できるか否かはまた別の問題ですが、事実上戦略がないというのは、経営陣が思考停止しているか意思決定ができていないので、将来性は低いと言えるでしょう。

管理職クラスのやる気がない

経営陣が戦略を立てて意思決定をし、それを現場で実行させるのが管理職の役目です。この管理職にやる気がないと、現場のやる気も下がって意思決定通りの実行ができず頓挫します。

また現場の社員も生き生きと働く上司であれば「自分もいつかは管理職なりたい」と思えますが、無気力に働く上司を見たら「管理職は大変そうだからなりたくない」とモチベーションが低下し、チーム自体が成長しなくなります。

特定の顧客に依存している

「会社全体の売上の大半がA社に依存している」という状態はかなり危険。A社の業績悪化や、A社の判断により別会社に乗り換えが決定した瞬間に、自社の売上が急激に悪化します。

また1社に依存していると新規での顧客開拓のノウハウも社内にあまりなく、元の売上に戻すにもかなり時間がかかります。

これは親会社に依存している子会社にも同様のことが言えるので、自分の会社はどのような売上構成になっているかを改めて知っておいた方が良いでしょう。

なぜ将来性の感じない会社を辞めるべきなのか?

自分のやる気が出ないから

一番の問題は会社に将来性がないと感じていると、自分自身のやる気が出ないからです。

  • 10年後も今の会社は存続しているだろうか?
  • 人が減ってポジションも減ったら昇進できなそう
  • 頑張っても給料が上がらなそう

こんなモヤっとしている状態では、いつかは転職を考えるときが来るでしょう。そしていつかは転職するとわかっているなら、早い方が断然有利です。

きっぱりと辞めて、自分の仕事や成果、また自分の目標に集中して、スッキリとした気持ちで毎日働けた方が幸福度がはるかに高いでしょう。

やる気がでないと成果も出ない

頑張った先に何か報酬なり、成果なり、成長なりがないと頑張ることができません。昇進/昇給の望みは薄いかもとか、昇進しても会社が無くなるかもと感じながら、今の会社で全力で頑張るというのは無理があります。

このようなモヤっとした状態で仕事をしても成果が出ないので、結果的に会社の業績が伸びたとしても、社内で自分だけ遅れを取ってしまうことになります。

もしこの会社ではモヤっとするので前向きに頑張れないと思うのなら、スパッとやめて他で頑張る方がコスパがいいです。

辞めるなら早い方が有利

極論今の会社が5年後、10年後どうなるかなんて誰もわかりません。ただ確実に言えることは自分がモヤっとしている状態であるということと、いつかは辞める可能性が高いということです。

また転職では基本的には若い方が採用される確率は高いので、結局のところスパッとやめてしまって、次の仕事で生き生きと働くのが自分にとって最良になる確率が高いということになります。

モヤっとした状態では、会社の成長はさておき、自分の成長が止まるのが一番の問題です。

基本的に会社の将来性は見極められない

見極められるなら投資家になれる

元も子もないことを言いますが、我々が会社の将来性を見極めることは難しいです。何人ものアナリストが業界の動向や、行政の政策、世界情勢などを分析し、その情報を元にさらに投資家が時間をかけて分析し「この会社は伸びる」と思って株を買った結果、儲かるかもうからないかはトントン。というのが投資の世界です。

つまり一般人の我々に会社の将来性を見極めるのは難しいですし、見極めらるとしたら投資家をやった方がコスパが良いです。

当たり前ですが転職サイト上ではどの企業も将来性があることをアピールするので、判断材料になりません。

将来性ではなく自分を軸に考える

将来性が分からないとしたら、何をもって会社選びをすればいいのかと言うと、自分の目標を軸に据えた方が良いです。もし目標がないならまずは目標を立てるところから始めましょう。

  • 50歳までにリタイアしたい
  • 車に関わる仕事をしたい
  • Youtuberになりたい

早期リタイアしたいならお金が必要なので、給料が上がりやすい業界/会社を目指すか、副業ができる拘束時間の短い会社を選ぶべき。

Youtuberになりたいならその業界の会社に入るか、もしくは残業無しの会社で平日にYoutubeの勉強や撮影編集できる時間を取るべき。

その上で自分が思う「将来性を感じる会社に入れたらラッキー」くらいの気持ちでいるのがベスト。

将来性のある業界ならわかる

それでも将来性がなるべくある方がいいとは思うので、業界単位で将来性があるかどうかを判断するのも一つの手です。

例えば印刷業界が縮小しているのはわかりますし、今後も縮小傾向が続くと予想ができますが、IT業界は会社単位では浮き沈みが激しいものの、市場は拡大しています。

なので自分の目標に近づける会社かつ、伸びている業界もしくは縮小している業界ではない分野に飛び込むのが失敗が少ないでしょう。

どんな会社に転職すべきか?

あくまで自分を軸に

繰り返しになりますが今後どの会社がどうなるかは誰にもわかりません。社長の不祥事、未曽有のウイルス、自然災害、世界情勢、法規制など、不確定要素があまりにも多いからです。

なのであくまで自分が何をしたいか。それを実現するのには今はどの会社がベストなのかを選択することが重要。

  • 目標に向かっている実感があると生き生きと仕事できる
  • 前向きに仕事をしていると成果が出やすい
  • 実績をつくれれば例え会社がつぶれてもすぐ転職できる
  • 副業や独立も視野に

自分の将来性を考える

会社ではなく自分の将来性を考えましょう。たとえ勤めている会社が無くなっても自分にスキルがあれば転職もできますし、副業をやっていれば特にどこかに再就職しなくても困りません。

また自分の目標は必ずしも特定の会社でないと達成できないものではないはずです。目標に合わせまた会社を選択すればいいだけのこと。

  • この会社で給料アップを目指せるか
  • そのために実績を残せるか。スキルアップできるか
  • 給料ではなく副業で収入を増やせるか
  • 副業がOKか。拘束時間は長くないか

これらは全て自分の将来性を大切にする視点です。会社の存亡はコントロールできないので、コントロールできる範囲である自分の主体として考えましょう。

やりたいかどうか

最後に大切にしたいのは「楽しいか/やりたいか」です。別に斜陽産業だろうと、自分の目標に近づけていたり、そもそもその仕事が楽しければそれで問題ないという考え方もできます。

例えば新聞業界は斜陽と言われていますが、新聞記者にやりがいを感じているのであれば続けるべきです。伸びている業界の方が効率よく稼げる可能性がありますが、やりたいことをやっている人の方が幸福度は高いのではないでしょうか。

伸びている業界で、成長中の企業に参画できたとしてもやりたいことや目標に全く近づけない状態では、結局もモヤモヤして辞めることになります。

あくまで自分のやりたいことや目標と照らし合わせて、自分の将来性を大切にこだわりましょう。

タイトルとURLをコピーしました