自己都合退職で失業保険をいくらもらえるか?その場で診断!

人生プチリニューアル

自分が失業保険をもらえるかチェック!

自己都合退職でも以下の条件を満たせば失業保険はもらえます。

  • 離職前の2年間で12か月間の雇用保険加入期間があった場合

雇用保険の加入の有無に関しては、給与明細に「雇用保険(失業保険)」の名目で天引きがあった場合、その月は加入しています。

[CP_CALCULATED_FIELDS id=”1″]

※あくまで参考数値です。最新の計算式や受給条件は必ずハローワークにてご確認をお願いいたします。

参考:令和3年7月 雇用保険の基本手当日額の変更

自己都合退職か否か

自己都合退職で否かで、失業保険の支給開始までの期間や支給総額が変わり、自己都合退職でないケースの方が失業保険が手厚いです。

自己都合退職を「一般の離職者」、自己都合退職出ないケースを「特定理由離職者」と呼び区別します。

一般の離職者特定理由離職者
支給までの待機期間2か月+1週間1週間
支給日数90~150日90~330日

自己都合退職の場合は失業保険の申請から2か月+1週間は無収入となるので、その点は注意。

仮に失業保険を満額もらう場合は無給期間の2か月+1週間と支給期間の3か月で、合計5か月間失業状態をキープする必要があります。

自己都合退職でないケース

  • 体調不良での退職
  • 解雇
  • 介護等の家庭の事情
  • 事務所移転などによって通勤が困難になった

上記はあくまで一例ですが「特定理由離職者」として適当かどうかは、最終的にはハローワークが個別で判断することになります。

もらうためには何をすればいいかチェック!

前提条件

失業保険の受給条件として、自己都合退職の場合は「辞める直前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あること」です。

またあくまで「就職する意思がありその能力もあるが、就職できていない状態」であることも条件となります。

あくまで就職を支援するのが失業保険なので「働く意志がない」場合には認定されません。以下働く意志の証明方法含め、解説していきます。

必要書類

  • 雇用保険被保険者離職票
  • 次のいずれか。マイナンバーカード、通知カード、個人番号の記載のある住民票
  • 次の①の内1種もしくは②の内2種
    • ①運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、官公署が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)
    • ②公的医療保険の被保険者証、児童扶養手当証書など
  • 写真(最近の写真、正面上三分身、縦3.0cm×横2.4cm)2枚
  • 本人名義の預金通帳又はキャッシュカード

離職票について

離職票は雇用保険に加入している場合に、退職した会社から受け取るものです。会社によっては発行の依頼をしないと発行されないケースもあるので会社に確認しておきましょう。

また離職票はすぐに手元に届くわけではなく、以下の流れになります。

  • 自分が会社に発行を依頼
  • 会社がハローワークに離職票送付
  • ハローワークが確認後会社に雇用保険被保険者離職票-Ⅰ・Ⅱを送付
  • 会社確認後、会社から自分に離職票が届く

ハローワークで申請手続き

  • 求職の申込み
  • 説明会への参加

基本的には就職の意志がある人を支援する制度なので、ハロワークにて就職斡旋を受ける申し込みをします。

また説明会への参加は必須で、この時に「一般の離職者」か「特定理由離職者」を判断されます。

失業の認定

「働く意志があるが、就職先が見つかっていない状態」を証明する必要があり、原則として2回以上の求職活動実績が必要になります。

  • 求人への応募
  • ハローワークが行う相談やセミナー
  • 民間機関(リクナビ等)が行う相談やセミナー
  • 再就職に資する資格試験の受験等
テッタイ
テッタイ

ちょっと面倒ですが、働くよりははるかに楽です

不正受給について

基本的には受給期間中に収入があった場合や、就労をした場合は申告する必要があります。

  • アルバイトを含む就労や、自営を開始した場合
  • 収入があった場合
  • 収入はないが、会社役員等になった場合

申告した結果、今後の受給資格を失うか、その期間のみ無支給とするかなどはハローワークの判断となります。

テッタイ
テッタイ

失業保険と○○でダブルインカム!みたいなのは完全にNGです

受給中に転職すると損?

一応再就職手当と言う制度があり、就職しても残りの支給日数の6-7割を就職祝い金として受け取れます。

■支給日数の残りが2/3以上の場合
→残額の70%が就職祝い金として支給

■支給日数が残り1/3以上の場合
→残額の60%が就職祝い金として支給

■支給日数が残り1/3未満の場合
→支給無し

日数によっては6-7割は受け取れるので、良い縁があれば無理に就職タイミングを伸ばす必要はありません

失業保険の活かし方

じっくり転職活動したい人

転職先を決めてから退社したほうが安心ですが、実際は転職活動じっくりやる余裕がない人も多いでしょう。

焦って会社を辞めるためだけに転職活動すると本当にろくなことになりません。結局仕事内容や環境を大幅に妥協して転職してしまっては、またツラくなって辞めたくなるループに陥ります。

もちろん在職中に縁があって理想に近い職場に移れそうならいいですが、在職中に片手間で転職活動するのではなく、じっくり転職活動できるので失業保険を活かすのはおすすめです。

テッタイ
テッタイ

「早く今の会社辞めたいから、早く内定もらわないと!」は辞めましょう。

今すぐ会社を辞めないと無理な人

「もう心身が限界だけど、お金が心配で辞められない」と言う人は、失業保険で生活を保証しつつ一旦療養しましょう。

限界が近い状態で在職中に転職活動は難しいですし、かといってこのまま耐え続ければ心身を壊してしまいます。

このようなピンチの時のために今まで雇用保険料を支払ってきたのです。その恩恵を受ける資格はあるでしょう。

別業界へ転職して人生プチリニューアル

別業界に転職したいけどスキルがないし、スキルを磨く時間もない。そんな人にお勧めしたいのが、失業保険と職業訓練を両方受ける方法です。失業保険の支給額増えたりするので無双できます。

  • お金もらいながら学校に通える
  • 失業保険の支給日数90日の人が180日の職業訓練を始めたら、支給日数も合わせて伸びる
  • プログラミング、デザイン、介護、建築など色々
  • ただ日中は毎日訓練に通うことにはなる
テッタイ
テッタイ

別業界に飛び込みたい人には本当におすすめ!

これを使い友人で家電量販店の販売員からweb業界に華麗に転身した人がいます

本気で副業の準備

副業で実際に収入を得てしまうとNGなんですが、スキルがない状態で副業で稼ぎ出すまでには数か月の準備や勉強は必須です。

なので副業の準備や勉強を本気でやりながら、転職活動をするのは非常に有効。

自己都合退職で失業保険を満額もらう場合は、無給期間2か月+支給期間3か月の合計5か月失業をキープする必要があるので、かなりの期間準備や勉強に費やせます

まとめ

  • 自己都合退職でも失業保険はもらえる
  • 条件は直近2年間で12か月間の労働保険加入期間がある場合
  • 自己都合退職の場合申請から支給まで2か月あるので、無収入が2か月ある
  • 満額受け取るなら2か月(無支給期間)+3か月(支給期間)で計5か月実業状態をキープ
  • 失業保険を受けながら職業訓練受けると、失業保険の支給期間伸ばせる
  • たっぷり勉強やスキルアップできるので別業界の転職も現実的に可能
タイトルとURLをコピーしました