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松本 美和 さん

子供たちの自主性を大切したピアノ教室のコーチング導入は、他人と自分を比べ苦しみ自己理解に目覚めた結果

松本美和さんは、現在、東京でピアノ教室を経営している。レッスンにコーチングを取り入れており、子供たちが自主的に考え、自ら行動する事を意識した関わりを大切にしている。保護者たちからは、子供たちの自己肯定感が上がる教室として認知され、今では教室は常に満席となっている。ただ、彼女のこれまでは、他人との比較ばかりを気にして、自分の出来ない事ばかりに苛立ち、いつもため息を付く毎日だったという。彼女を「他人を意識した人生」から解放してくれたのが、ストレングスファインダーだったという。松本美和さんが、如何に他人と自分を比べ苦しみ、そして、自己理解に目覚めたのかをインタビューした。
どんな学生時代を過ごしてこられましたか?
はい、私は、周りにどう思われているか、どう評価されているかが、全ての判断基準だったと思います。周りにとって、良い子供であること、良い生徒であること、良い友達である事が大切だったんです。だから、その為に一生懸命努力しました。先生に気に入られようと頑張ったりして。でも、念願かなって先生から認められると、今度は先生から贔屓(ひいき)されていると、一番の仲良しだったお友達グループから、反対に仲間はずれにされたり。あちらを立てれば、こちらが立たず、出る杭って打たれるんだなと、子供ながらに感じました。
中学に入ると、勉学が第一になってきて、「とにかく良い点を取ること」、これが全ての評価基準になったので、分かりやすかったです。ひたすら勉強しました。頑張った結果、学年1番を獲得できて、両親も喜んでくれました。本当に安心できた時期でした。
高校生になった私は、県立の進学校に進みました。成績優秀者は職員室前に張り出しがされるような学校です。当然、周りも成績優秀者が多く、そこで私は、上位でいられない自分に初めて劣等感を覚えました。どんなに頑張っても越えられない壁があると知りました。毎日、自分が否定されたようで、苦しかった事を今でも覚えてます。優れていない自分って、なんて価値が無いのだろうと。打ちひしがれる日々でした。田舎の県立高校は、とにかく国公立大学合格が全てでした。劣等感に負けそうだった私ですが、それでも、絶対に「長崎大学薬学部」に合格するんだと、強い意思を持って臨みました。あえての滑り止めなし。そして、まさかの失敗。本当に目の前が真っ暗になるとはこの事だと思いました。高校3年間の頑張りは何だったのかと落ち込みました。もう限界だった私は、このまま浪人生活に入ったら頭がおかしくなると、安易な考えで、「看護学校なら勉強しなくても、合格できる」と長崎にあった看護学校に入学します。ここは勉強しなくてもいい環境だと、劣等感から開放された気分で、半ばバカにしながら入学したのですが、初めて「他人と比べない人たち」、「他人の為に役に立ちたい」と本当に思っている人たちがいることを知り、愕然とします。
そして、マザーテレサの来日。「サリー(インドの女性の民族衣装)とそれを洗うバケツが持ち物の全てだ」という言葉に、心底から衝撃を受けました。私の人生に対する考え方が、大きく変わっていったことを覚えています。
ストレングスファインダーを知ってから、どのように人生が変わりましたか?
先ほども言ったように、とにかく私は、他人と比較し、優れていると確認する事で満足感を得ていました。でも、一度挫折を覚え、それからは、他人と比較し、出来ない所ばかりをフォーカスするようになってしまい、毎日がため息の連続だったんです。全く自分を肯定する事なんて出来ない。それからです。何かを探し始めたんです。他人と比較しないでも、自分を認められる、何かを。
そんな時なんです、ストレングスファインダーに出会ったのは。自分の資質を見て学び、他人には無い自分だけの才能だと知り、とても満たされた気持ちになりました。それまで自己理解が全くできていなかった私でしたが、ストレングスを学ぶ事で、自分は「相手にわかりやすく伝えることが得意だ」と認識する事が出来てきたんです。自分の天職は、人に分かりやすく話をする事だと気付かせてもらえた気がしました。それからは、自分の持っている武器で戦おうと思い、行動している私がいます。ちょうど、冷蔵庫に無い物を買いに走るより、今ある材料で作った方が効率が良いのに似てますね。
これからの活動について教えてください。
私と同じように、他人軸でしか、自分の価値を測れない人ってたくさんいると思うんです。でも、比較しても何も生まれないんですよ。ダメな自分を引っくるめて、認めることができれば、人は前進することができると思うんです。ピアノ教室のレッスンを通じて、子供達に、自分で考えて行動する力を育てたいと思っています。でも、ある時、気づいたんです。子供たちが、関心ごとは親の反応だと。
ピアノを弾いていてミスタッチした時に、子供たちは、私の顔ではなく、お母さんの顔を見るんです。お母さんの評価こそが子供達の存在価値を決めているんだと知り、ハッとしました。これは、子供だけに働きかけても、ダメだと思いました。
松本美和
インタビューを受けた方
松本美和
プロフィールの詳細は追加予定です。